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一笑堂(いっしょうどう)の朝

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一笑堂(いっしょうどう)について

一笑堂(いっしょうどう)は寛政2(1790)年に初代・代右衛門(ようえもん)が、現在の四国・愛媛(えひめ)県・今治(いまばり)市にて「蛭子屋(えびすや)」として創業。

明治初期、4代目門脇慶治(かどわきけいじ)は、今治市在住の南画家・鱸 亀峰(すずき きほう)氏と懇意にしていました。
亀峰氏は4代目がいつもニコニコと笑顔でお客様に接しているのを見て、得意の絵筆で絹布に今治城の石垣の上で扇をかざしているえびすさんを描き、その脇に一笑堂と一筆。
それ以来、4代目門脇慶治が屋号を一笑堂(いっしょうどう)と改称しました。

この亀峰画の一笑堂由来記は、空襲で焼失しましたが、その頃の店主であった6代目門脇能和(かどわきよしかず)は、戦時中は上海の航空隊に所属していました。
戦後、今治市に戻りましたが、店を失い菓子を作る材料もなく、途方に暮れていたのです。
そんなとき、友人の誘いを受けて、地場産業のタオル業界に転身しようとしましたが、店の焼け跡を掃除していたら出てきたのが焼鶏卵饅頭の鉄板でした。
これは先祖が「商売替えをせず家業に精を出せ」ということかと、一念発起して『一笑堂(いっしょうどう)』の暖簾を掲げる決心したのです。
創業より230余年にわたり、時代に合わせ代々の店主が創意工夫を重ねてきました。
いつもお客様の身になって、"笑顔を忘れず"、これからも精進してまいります。

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